
出版社に就職するには?
冒頭から暗い話をするようですが、日本には本屋が減ってきており、昔ほど本が売れなくなってきています。そのあおりを受けて、出版社の中には倒産するところも出ています。
しかも、出版社は学生にたいへん人気のある職場であり、競争率が何百倍と高い職種です。ただでさえ、就職が難しいところなのです。
ところで、イラストレーターの強力なライバルになりそうな職業に、漫画家があります。漫画家もまた、出版社に持ち込みをしています。漫画家になる片手間で、イラストを描いている人がいそうです。
出版社と広告代理店
イラストレーターもまたグラフィックデザイナー同様、出版社に就職する以外に広告代理店に勤めるという方法があります。
広告代理店にも、イラストを描く部門があるからです。イラストを描く部門があるということで考えると、デザイン会社や印刷会社にだってありますし、ゲーム会社にも存在します。
また、アニメが好きなら、アニメの制作会社に勤めるということも考えられるのではないでしょうか?
できれば専門学校の在学中に、何か賞を受賞しておいてください。コンテストや新人賞のようなものに応募して入賞しておくと、将来イラストレーターとして仕事を見つけるときに役立つでしょう。
フリーとしての道
どこにも就職できなかった場合、イラストレーターには、最終的にフリーになるという道があります。
イラストレーターは専門職ですから、イラストさえ描くことができれば、フリーとしてやっていけるかもしれません。
イラストレーターの場合は、ほかの仕事と違って単独での仕事が可能です。
度胸さえあれば、描いたイラストを持って出版社や広告代理店を地道に回れば、使ってもらえる可能性があります。
それと手描き以外に、パソコンを使ってイラストが描ければ、CGアーティストとして勤めることができ、さらに可能性は広がります。就職するときのために、技術を磨いておきましょう。