
デザイン会社に就職するには?
デザイン会社と言ってもピンからキリまでありますから、その会社がどんなデザインの仕事をしているかで、入社後の仕事内容が違ってきます。
あなたがグラフィックデザイナーとして雑誌や書籍のデザインを希望しているような場合は、取引先に出版社があるようなデザイン会社を選ばないと、そのような仕事は回ってこないでしょう。
インターネットの普及で紙の書籍が減ってきており、電子書籍などに移行していることから、デザインの方向性もかなり変わってきているかもしれません。
紙にこだわってグラフィックデザイナーとして勤め先を探すのか、ホームページの作成などをするWebデザイナーを目指すのとでは進路が異なります。
デザイン会社と広告代理店
グラフィックデザイナーの就職先として、デザイン会社以外に広告代理店に入社する選択もあります。
広告代理店にもデザイン部門を設置しているところがあるため、広告に興味がある場合は、広告代理店も就職先の候補に入れておくとよいでしょう。
ただ、広告代理店に応募する場合は、広告の勉強をしておく必要がありそうです。消費者に物を買ってもらう仕事ですから、営業的なセンスがないと就職が難しいからです。
物を売るためにどんなデザインをするかが重要ですから、「本が好きだから書籍のデザインがしたい」みたいな人だと、広告代理店が合わないことが考えられます。
インターンシップを利用
デザイン会社と広告代理店とではかなり雰囲気が違ってきますが、グラフィックデザイナーとしてどちらの会社に入社した方がいいかについては、入社してみなければわかりません。
どちらに入社するかで迷っている場合は、インターンシップを利用して、実際に両方の仕事を体験してみるとよいでしょう。
広告代理店の仕事をしてみて、「やっぱり本が作りたい」と思う場合は、デザイン会社に就職する選択になります。
あなたに営業的なセンスがあり、広告を作るのが面白いという場合は、専門学校の卒業後に広告代理店を選べばいいのです。